この記事の目次
はじめに

学生から社会人になってくると、モテようモテようと躍起になっていると、逆にモテない男が多くなっているような気がする。
学生というのは、まだまだ親の庇護のもとで生活ができるため、自分の暮らしに対してそこまで責任が付きまとうような状態ではない。
そのため、高校生までの年齢だと、どうしてもイケメンがモテる現象しか発生しえないという旨の話をしてきたのは記憶に新しい。
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しかし、こと社会人になってくると、顔以外で男を判断する見識の広さが身についてくるのだ。そのため、男からすると「何でコイツがこんなにモテてるんだろう」という現象が少なからずある。女性の心を揺さぶる何かがその男は持っているという事なのだ。
今回は、私の勝手な個人的見解の元、ちょっとした論拠と毒とユーモア(笑)を交えつつ、「モテる男はモテようとしていない」ということについてお話していきたい。
25歳恋愛経験無しのあなたは、モテようモテようとしていないか?

男なら誰しもモテたいものだ。モテてモテてモテまくりたい。モテまくって休日は女とデート。そして夜はホテルでずっこんばっこん。週ごとに女は入れ替わり、いわゆるセ〇レ的な関係性にまでなったりして。
学生時代、どうやってモテればいいか考えたことは無いか。ファッションをどうすればいいとか、清潔感がどーのとか。
モテる男の生態調査をするべく、男性向けファッション雑誌なんて無理に買ってきて、結局1週間足らずでゴミ箱にポイーした男が何人いるのだろうか。
実際、私も学生時代はモテる男になりたかったものだ。私は実際大多数の女にウケるようなタイプではなかったが、一定数「こう言う男が好きな女いるーっwwww」っていうタイプの女性とは何回か親密な関係になったものだ。
モテたい_。男の憧れである。モテる男はそれだけで社会的ステータスが向上してる感じがする。
「俺ってモテるんだぜ?」って言葉をこの世でおくびにも出さず自信満々の最上級どや顔で言える男が何人いるのだろか。
しかし、私はこう思うのだ。
「モテるようモテようと思っているうちはモテないのだ」…と。
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「モテたい!」と思っているとからまわる

モテようと思っていると、からまわる。「やだー、あの人モテようと必死過ぎて引くんですけどー」なんて女性に思われてしまうのだ。あなたの周りにそういうやつがいなかっただろうか。もしかするとあなた自身がそうなってはいないだろうか。
「モテようとする」という行為は悪いことではない。誰だってモテたい。英語がしゃべりたいと思うから英語を勉強するのと同じで、モテたいからモテる努力をするというのは普通のことである。
しかし…その「モテる努力」が果たして本当に結果を結ぶかと問われれば、答えを出すのは難しい。
なぜなら、私は「モテる努力」をしてきて、モテないやつを何人もこの目で見てきたからだ。女性が彼らに下す言葉はいつも決まってこうである。


女性の言葉にムッとくる男性の気持ちもわかる。「お前らなんて相手にしてねーよバーカ!バーカバーカ!」と思う気持ちはとってもよくわかるのだ。
だが、彼女たちの言い分も分からないではない。明らかな男ウケを狙ったぶりっ子に対して、「うわーあざといなー」と感じるだろう。あれと同じである。あまりにも女性ウケを意識しすぎるあまり、彼女たちの触れてはいけない琴線に泥まみれの手で触れるようなものなのだ。
「モテたい!」と思う気持ちは男なら普通の事。女にモテたいのはわかるが、「モテたい欲」が強すぎると逆にモテないのだ。
モテる男はモテることに執着していないことが多い

モテる男…というのは、私が観察した限りでは「モテること」に執着していないことが多い。
例えば、スケートの羽生結弦選手。
羽生選手は女性からの人気が圧倒的に高い。男からの人気よりも確実に女性人気の方が高い、いわゆるモテ男である。モテない男が僻んでしまう対象である。
だが、羽生選手がそもそもモテるためにスケートを始めたのか?と言われるとそうではないだろう。私は羽生選手がスケートを始めた理由については存じ上げないが、恐らくテレビでスケートを見てかっこいいと思ったから…とか、兄弟がやってたから…とか。そういう理由だろう。これは確信を持って言えることだが、「モテたいからスケート始めました」といって始めたわけがない。
そして、スケートを極めていき、最終的には世界の舞台で金メダルを取るような実力になったのである。
そして、女性から「羽生君かっこいいー!」と黄色い歓声を浴びるまでの最上級モテ男に成長していったのだ。
ここでわかるのが、羽生選手はモテるためにスケートをしていたのではなく、スケートをして世界の舞台でも活躍できるようになったらいつの間にか女性にモテるような男になっていた…ということである。
もしこれが、女にモテるためにスケートをしていたのなら、間違いなく世界で活躍できるような選手にはなっていなかったと思うし、女からもこんなにモテるような男にはなっていなかった。
つまり、「モテる」というスキルは、それだけを欲していたのでは手に入らないスキルなのだ。モンハン的に言えば、強い防具が欲しくて素材を集めてその防具を作ったら、たまたま「モテる」というスキルがついててラッキー…ぐらいのものなのである。それのみを追い求めるのは至難の業だ。
モテる男に共通するのは、「全ての女には好かれてない」ということ

モテる男というと、会社で言えば同じ部署の女性全てに好かれているようなイメージがあるかもしれない。出会う人全てに「あの人ホント性格も良さそうだし好きだわー」と思われているように感じてしまう。
しかし、モテる男は往々にして全ての女性に好かれているわけではない。
「なんかああいう顔って私無理なんだよねー」という女が必ずいるのである。顔じゃなくても、「ああいう性格無理」とか、「なんか髪型ダサい」とか。裏でこそこそ言うのが女の特徴だ。陰口万歳!陰口こそ至高!「陰口言ってると陰口言われるよ」…は?何それ?そんなお前も陰口言ってるだろバーロー!…それが女性である(偏見)。
しかし、モテる男はそういう女性に対して別に嫌悪感を持つわけでも、「マジでアイツなんなん?」と言う事もあまりない。
なぜならモテることがそこまで重要なことではないからだ。結局大事なのは、会社なら結果を出すこと、大学なら勉強、…そんなものである。
それらの課題を達成するために頑張っていたら、女性にキャーキャー言われるような存在になり…それを妬む女性が増え…という感じだ。
でも、モテることが第一じゃないということを知ってるモテ男は、「へー俺って嫌われてるんだーどーでもいいー」ぐらいで終わってしまう事が多い。そんなことで悩んでる暇はないのだ。
俺についてくる女だけついてこいよ。それがモテる男。女性にこびへつらって女性のお膳立てをしているようではモテる男にはなれない。
清潔感は、女に出すのではなく取引先相手に出せ

女にモテるためには清潔感が必要だ!清潔感を出せ!…と言われる昨今であるが、私はこう提唱する。
「清潔感を出したいなら、女にではなく取引先相手に出せ!」
これも、先ほどの羽生選手の話と繋がる。
結局、取引先相手に失礼な服装で臨むことはできない。取引先相手に失礼があっては自分も上司に怒られるし、取引も成立しないしで何も良いことが無い。
自分にデメリットしかないから、清潔感を出すことでそのデメリットを打ち消すことが出来る。そうすると、清潔感が自然とついてくるので女性にも自然な清潔感を醸し出すことが出来る。
「最近○○さん、良い男になってない…?」なんて噂されるのだ。これができない男は多い。
なぜかというと、女性にモテるためだけに清潔感を出しているから、肝心の結果を出せないのだ。
「まぁ少しくらい手抜いてもいいだろう」が命取りになる。
逆に、取引相手のおっさん相手だろうが同じ部署の可愛い後輩OLだろうが、どんな相手にでも対等な清潔感を出すことで、女性はあなたにほれ込んでくれるはずだ。
ちなみに、体臭だけでもケアしておくと良いかもしれない。
まとめ:女に媚びるのではなく、女を度外視した男になるべき
さて、まとめに入ろう。
今回の記事で私が核としたメッセージ。それは、
「女にモテるために頑張ってもモテない。女を度外視した頑張りを見せておけば女はついてくる」
である。
女にモテようモテようとしていても、結局はなんか媚びてる感が強くでてしまうのでモテる男にはなれない。
「○○ちゃん可愛いねー!」と鼻の下を伸ばしているオヤジが清潔感を出したところでモテないのだ。なぜなら女に媚びてるからである。「砂糖は甘い」ぐらい単純な答えがそこにはあるのだ。
モテる男は、1つの物事に打ち込んでいれば誰にでもなれると私は思っている。多少の顔による度合いの違いはあるかもしれない。しかし、顔補正なんて微々たるものである。顔補正を凌駕してしまうほどの打ち込み方をすればいいのである。
モテるために努力するのではなく、努力していれば勝手にモテる。
モテたい全ての男にエールを。