はじめに

楽器。それは魔力である。
どんなにブサイクな男であっても、楽器を持つだけで魅力度がこれまでの倍近く跳ね上がるのだ。
FFでいうところのアルテマウェポン。それが楽器である。
女性は楽器ができる男性がとにかく好きである。昨今のバンドブームを見ればわかるだろう。楽器ができる男性はサブカル系女子にも大人気だ(奴らが好きなのは実際楽器じゃなくて黒髪マッシュのひょろ長男子なのだが)。
楽器が特に本領を発揮するのが、例えば女性と二人でデートに行ったときである。
「ちょっと楽器店行ってみようよ」とあなたが提案するだけで、女は「えっ!?楽器弾けるの!?」と阿鼻叫喚である。驚天動地。天変地異。あなたの一言で世界が変わる。それぐらい楽器の持つパワーは大きいのだ。
そして楽器店へ。あなたが「これ良い楽器だなぁ~」と手に取り、即興で美しいメロディを奏でてごらんなさい。

そう、これが楽器の持つ魔力である。どんなにブサイクで鼻の穴がでかくても、楽器を持つだけで1/2ぐらいに鼻の穴が小さくなるのだ(嘘つけ)。
さぁ、モテない男たちよ。楽器を手に取れ!世はまさに、大音楽時代!!
この記事の目次
女にモテる楽器5位:ベース

バンドのリズムを担う楽器であるベース。
低音をベンベン奏でているベーシストを見ると、胸キュンする女子は多いそうである。
巷では「ベーシストと付き合わない方が良い」なんていう、ベーシストにとってみれば女を喰えなくなる死活問題的な噂が溢れている。だから5位である。でも一応バンドの核を担うポジションなので、5位以下ということはないだろうという筆者の優しい配慮である。
ベースで女にモテるようになるためには、普通にフィンガースタイルで弾いていてはモテない。
女は、ベースがどんなにリズム感があって曲の中核を担う存在であったとしても、派手なものにしか目がいかないのだ。
だから、ベーシストがモテるためにはスラップ奏法(チョッパーともいう)を習得するのがモテるための第1歩に繋がる。とにかく派手にしていれば食いつく女は必ずいる。
ちなみにスラップ奏法とはこういうやつだ。
ベキベキとリズミカルに弦を叩くような奏法。これがスラップ奏法である。
これさえ習得できればブ男でもモテる。間違いない。
女にモテる楽器4位:ドラム

ドラムは正直、極めれば1位でもおかしくないぐらい「モテる」においてポテンシャルを発揮できる楽器である。
しかし、ドラムで「モテる」領域まで行くには、かなり技術を習得しなければいけないため、難易度的に4位かなーという筆者の配慮である。
ドラムは、手と足をバラバラに動かす打楽器である。だから、詳しくない人には「「どうやって叩いてるの!?」と羨望の眼差しで見られる。
本当に初歩的な8ビートでさえも、正確に、リズムがヨレないビートを刻むことが出来れば、それだけでモテる。間違いない。というかドラムそのものが要塞感があってかっこいいものだ。
しかし、ドラムは短所がある。それは「メロディを奏でられない」ということ。

と思われるかもしれない。しかしだ。ドラムをガチで極めたいわゆるプロ(orプロ級)の演奏を動画サイトなどで見てほしい。打音だけなのになぜかメロディがついているかの如く、ストーリーを感じるのだ。
見ているだけで「うわぁ…かっこいい…」と女性に思わせるポテンシャルを持つ楽器。それがドラムである。
女にモテる楽器3位:ギター

バンドの花形、ギター。これはモテる。なんかもうギターを背負ってるだけでモテる。
「あ、あの人楽器持ってる!」と通りすがりの女子たちに思わせることが出来るもの。それがギターだ。
ギターは「とりあえずモテてぇよ…」と思っているそこのあなたにおすすめの楽器だ。
バレーコード(いわゆるFをはじめとした人差し指で全弦抑えるフォーム)以外なら2日もあればだいたい抑えられるようになる。
「あ、おれ弾き語りできるぜ?」なんて言いながらBUMP OF CHICKENの車輪の唄でも弾き語れば、あなたに興味無かった女でもイチコロである。
ギターは強い。いついかなる時代でも。
ただし、注意が必要なことがある。それは速弾きである。
ギターと言えば速弾きだ!ぐらいに思っているギターキッズがいるかもしれない。しかし、速弾きなんてのはキチンとした練習を積まなければノイズバリバリの聞くに堪えないうんこみたいな音になってしまう。
女子の前でうんこみたいなギターを弾くか…無難に弾き語るか…。どっちを取るかは、あなた次第!!
女にモテる楽器2位:ヴァイオリン

女は大体アレ見てるんですよ。ほら、ジブリの。
耳をすませば。
耳をすませばに出てくる「せいじくん」。
ヤツはヒロインである雫に「ヴァイオリン弾けるんでしょ?弾いてみて!」と言われて、嫌々ながらもちゃんとかっこいいヴァイオリンを弾きやがったのだ。
世の女性たちは、あの状況に想いを馳せる。

なんて。
しゃらくせぇ!!なーにを夢みたいなこと言ってやがる!なんで俺がお前のためにヴァイオリンでカントリーロードを弾かなきゃならねえーんだよ!
そう言いながら、あなたはおもむろにバッグからヴァイオリンを取り出す。

驚く女性を前に、あなたはスッと瞳を閉じて、カントリーロードのフレーズを弾きだす…。
どうだろうか。え?何を書いてるんだって?いやいや、これが女性の理想だ諸君。こんなんされたらどんな女性でも一発で抱ける。筆者が保証しよう。ついでに「ヴァイオリン職人に俺はなる!」とか言いながらイタリアに修行に行く夢を女性に語れば遠距離恋愛も成就である。
さて、ここまではもちろん冗談だが…正直ヴァイオリンが弾ける男はかっこいい。渋いおじさんが持っていてもめちゃんこかっこいいし、好青年が持っていてもかっこいい。顔は関係ない。ヴァイオリンが補正してくれる。
あなたもぜひ、ヴァイオリンなんていかがだろうか。
女にモテる楽器1位:ピアノ

ピアノ___別名、私はアルテマウェポンとも呼んでいる。
ピアノにはまさに魔力がある。
「ピアノを弾ける」、というだけで人間としての魅力度が数倍にも増してしまうのだ。
これは大げさな話ではない。
現に、私が学生時代…。イケメンでも無ければ運動バリバリでもない…いわば普通の男子がいた。K君である。K君とは友達だったのだが…K君にはある特技があった。そう、ピアノである。K君は幼いころからピアノを習っていたため、もうめちゃくちゃうまかった。県のコンクールでは毎回入賞するレベルの実力である。
そんなK君はもちろん学校行事でピアノを弾く機会があれば必ず抜擢される。そしていつも私は思う。「ああ、彼はアルテマウェポン持ってるんだった。忘れてたわ」…と。
彼はピアノという特技があるおかげで(もちろん彼の性格が良かったのもあるが)、女子からの人気は抜群だった。
ピアノは…正直モテる。弾いてる姿もずば抜けてかっこいいではないか。あれに表情を付けたらそれこそアルテマウェポンに呪文「メテオ」を付与したようなものだ。敵なし。一撃で戦闘が終わり、FFのあのBGMが流れる。
最近では大人向けのピアノ教室(ピアノ教室以外にも様々な楽器教室が開催されている)もあるぐらい、楽器の需要は高まっている。ピアノの実機を購入するのは躊躇するかもしれないが、ピアノ教室に行ってピアノを弾けるようになるぐらいは良いかもしれない。
今すぐにでもモテる男になりたい方は、ぜひ以下のリンクから楽器を習ってみよう!
まとめ

筆者の独断と偏見でお送りするシリーズの楽器編をお送りしてきた。
いかがだっただろうか。前回の「独断と偏見:スポーツ編」は、結構客観性があったが、今回はマジで独断と偏見でお送りした感が強い。
しかし、最後のピアノ。ピアノに関しては結構マジメにモテる。上手じゃなくてもいい。とにかくメロディと伴奏を同時に引けるぐらいの技量があれば大丈夫。
楽器は生涯にわたって楽しめるエンターテインメントでもある。若いうちからやっておくと、後々メリットの方が強くなる。
迷っているならぜひ、楽器を習ってみてはいかがだろうか!