この記事の目次
はじめに


いまにも鬱病を発症してしまいそうなほどに落胆して意気消沈している男を、筆者はこれまで数多く相手にしてきた。画面の前のあなたも、もしかしたらそうかもしれない。
ブサイクだからモテない_これはある種通例の如きセリフではないだろうか。
「カレーライスが嫌いな人はいない」ぐらい、まるで常識的な威風を醸し出している。
確かに、カレー嫌いな人はあまり見たことが無いだろう。ブサイクがモテる_なんていう言葉が信じられないのも、世間的な常識が相まっているのかもしれない。
今回はタイトル勝負なところがある。
「ブサイクがモテる」_。これはまさに、批判的な人間が数多く湧いて出てきそうなものだ。

なんて言われてしまうかもしれない。
しかし、こういう逆説的な記事があることで、今まで影しかなかったあなたの人生に光が灯る可能性もある。
恋愛を、彼女を諦めたブサイク男性諸君に、栄光あれ。
モテる奴がイケメンだと言う刷り込み

あなたは、まさに世間の常識に飲み込まれている。
「イケメンがモテる」というのは、筆者はある種世間的なイメージの刷り込みではないかと思っている。
これはどういうことかと言うと、そもそも「イケメン」と捉えるかどうかは、人それぞれ感覚が違うわけだ。
例えば、A君とB君がいたとして、

と言う人もいれば、

と言う人もいる。
逆に言えば、

と言う人もいれば、

と言う人もいる。
SNSでイケメン俳優の名前でエゴサーチしてみればわかるが、「イケメンだ!」と言っている人もいれば、「え?どこが?ブサイクでしょwww」と言っている人もいる。
世間でイケメン俳優と言われている人でも、ふたを開ければそんなもんなのだ。人間ってやつは醜い争いが好きなようである。
価値観の違いが存在するわかりやすい例

人それぞれ、価値観の違いがわかる良い例を出そう。
あなたは、お笑い芸人のバービーを知っているだろうか。
何の番組でやっていたかは忘れてしまったのだが、バービーは昔、バイトをしていた時にめちゃくちゃ同じバイト仲間からモテていたという。
そのバイト仲間と言うのは外国人(確かインドとかネパール系)だった。
失礼なことを言うようで申し訳ないが、我々日本人男性から見てみると、バービーはそこまで恋愛対象にはならないのではないだろうか。
しかし、国境を越えればバービーはモテ女。アプローチもたくさんあったようである。
これがまさに価値観の違いと言うやつだ。
よく、「どの男性がタイプですか?」と有名人数名の写真を載せたパネルを外国人に見せて選ばせるというのがあるが、ああいう企画で「この人が好き!」と選ばれるのは大体日本人からすると「えー!?その人!?」と驚くような人である。
このように、価値観の違いは必ず存在する。
ブサイクも、人によってはイケメンだ!

ここまでくるとだいぶ話の展開がわかってきたかもしれないが、あなたは自分自身に「ブサイク」というレッテルを貼っているだけなのだ。
もしかしたら、学生時代に同じクラスの女子から、

と笑われた経験があるのかもしれない。筆者には到底想像だにできないことだ。
しかし、考えてみてほしい。もし仮にその女から「ブサイク」と言われたとしても、たった1人にしか「ブサイク」と言われていない訳である。日本人女性の人口は単純計算で6000万人はいるだろう。つまり1/60000000なのである。
あなたは、6千万分の1人に「ブサイク」と言われただけに過ぎない。
1人じゃなくてクラス全体に言われたとしても、1クラス当たり30人として6千万分の30である。
30人から「ブサイク!」と言われてしまうと、さすがに精神的にくることがあるかもしれない。しかし、気を強く持ってほしい。あなたはブサイクではない。ブサイクと言うのは、その人の価値感でしかないのだから。
ブサイクを武器にしろ!

この記事で筆者が本当に伝えたいことは、
「ブサイクなんてのは人それぞれの価値観なんだから、いちいち人の価値感に振り回されることは無いよ」
というものだった。
しかし、人間はある程度年齢を重ねていくと、

という負のスパイラルから、そう簡単に抜け出せなくなる。特に思春期以降は自分を客観視する能力もだいぶ固まってくるから、そうやすやすと「俺をブサイクと思うかどうかは人それぞれだからな」という考え方にシフトチェンジすることはできないだろう。
そこで提案がある。
それは、「ブサイクを武器にせよ!」ということだ。
ブサイクがイケメンよりモテる理由は武器にある!

私の周囲に、実はイケメンよりもだいぶ人気の高いブ男が存在する。
今回は彼を例にして、話を進めていこう。
筆者は、ブ男というのはかなりの爆発力を持っているのではないかと常日頃感じている。というのも、ブ男にはコミカルな雰囲気もあれば冷静沈着なイメージ、どちらも併せ持つことができるからだ。
イケメンだとそうはならない(とは言ってもこれもまた価値観によるところが大きいんだけど)。
イケメンは、ある種固定化されたイメージを持たれてしまう。

という女性側のイメージがあるからだ。
恋愛には「ギャップ」という起爆剤が存在するわけだが、イケメンが変なことをしてしまうと暴発してしまう。

という株価の急落ぐらいのスピードでイメージが落ち込んでいく。不倫をしたイケメン有名人を見てみればわかるだろう。
しかし、ブサイクだとそうはならない。ブサイクはイケメンのようにすこぶる良いイメージを持たれることは無いからだ。
筆者の知り合いのA君は、顔は言う程イケメンではない。むしろフツメンよりもちょい下…ぐらいのレベルである。
しかし、彼には話術があった。A君の話はすこぶる面白いと評判だった。筆者自身も「アイツの話って面白いよなー」と太鼓判を押すぐらい上手いのだ。それはもうお笑い芸人と肩を並べるぐらいに。
そんなA君は、女子人気もかなり高かった。彼に近寄れば面白い話題を提供してくれる。そう考える女子が多かったのだ。
イケメンで話が上手いとこうはならない。どこかうさん臭さを感じてしまうからだ。
つまり、イケメンだと初対面での評価は良い物の、中身が伴っていないとすぐに崩れてしまう脆き牙城なのだ。逆にブサメンは牙城こそ小さいが、それを上手く使う事で徳川家康の如き、世に繁栄をもたらす存在になれる。
実はブサメンの方が「モテること」においてポテンシャルが高いのだ。
あなたがモテない理由

あなたがなぜモテないのか?と言う理由において、ここまで話を続けてきたのに「顔がブサイクだから」と述べる人はまずいないのではないだろうか。
そう、顔が原因でモテないのではないし、彼女ができないのでもない。
要は、女性に対して何かを提供することが出来ているだろうか?ということなのだ。
先ほどのA君は、女性に「楽しさ」を提供したからモテることに成功していた。イケメンはそもそもが、「イケメン」という目の保養的存在価値がある。
ブサイクでも、あなたなりの付加価値を見つけ、女性に提供することができれば良いのだ。それは優しさでも良いし、強さでも良い。
とにかく何でもいいから自分に価値を見つけ、それを磨いていくことが出来れば、自ずと彼女もできるしモテるようにもなるだろう。
まとめ
さて、まとめよう。
記事中盤でも述べたように、この記事でのメッセージは「ブサイクなんてのは人それぞれの価値観なんだから、いちいち人の価値感に振り回されることは無いよ」である。
しかし、最後の方で言いたいことがまとまらなくて、なんとなくふわふわした感じになってしまった。お詫び申し上げる。
もし、自分をブサイクだと思っているのなら、「俺にはこれがある」という武器を持った方が良い。その武器を磨いていくことで、自分の自信にも繋がるからだ。
ぜひ、素敵な恋愛を。